クロス・ファイヤー

 高校野球を見ていたら、雷で試合が一時中断している。
 もし、雷が選手に落ちたりしたら大変だもんね。
 関東地方でも東京や千葉には大雨洪水注意報が出ている。
 その隙に、だらだらとブログを書いてしまおう。早く試合が再開しないかな・・(^^ゞ

 この本、タイトルを見た瞬間に思ったこと:スポ根もの(○は好きです)
 読み始めて思ったこと:水原勇気のリメーク版
 読み終わって思ったこと:クロス・ファイヤー出てこんかった

【用語:クロス・ファイヤー】
 野球で例えば左投手が右打者のインコースに食い込むように投げる
 ストレートのこと。(右投手が左打者に投げるのも同様だが、
 右投手の場合にはあまり使われない)
 サイドスロー(アンダースロー)から投げると打つのが難しいとされる。

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            (画像はお借りしました)

 時代は(たぶん)将来。日本プロ野球の各球団には女性選手が数人登録されている。ある球団に二人登録されている女性投手に関する物語である。片方(天才型)はセットアッパーからクローザになりそう。もう一人は先発に転向すべく、厳しい練習を重ねる。

 ここからが、ガチがちのスポ根を期待したのが、どうも恋愛小説に近くなってきてがっかり。確かに女房(この場合は男女が逆転することになるが)と仲がうんぬんと言うことはあるかもしれないが、もう少し血反吐を吐くようなトレーニングをさせて欲しかったなぁ。


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 ところで、読み始めてすぐに気になったことがある。この流れって昔漫画であった「野球狂の詩」に出てくる水原勇気そっくりじゃん。
 念のために、水原勇気のことを思い出すと、

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            (画像はお借りしました)

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 女性初のプロ野球選手として1975年東京メッツにドラフト1位で指名されたアンダースローの左投手。問題なのは、”彼女” は「プロ野球協約」で入団できないのだったが、そこはなんとかクリアされる。
 彼女は”ドリームボール”を開発してクローザとなる。
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 毎回、手に汗を握って漫画を読みふけりました。感動したなぁ・・。
 最近は、吉田えりさんという女性が頑張っているし、女性の野球世界選手権でも日本チームは好成績を上げているので、これからも応援したい。



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 甲子園では高校野球選手権の真っ最中で、某高校の2年生投手は22三振の奪取記録を打ち立てた。次の試合でも19三振と自分が塗り替えた記録とタイ記録を生んだ。すごく体のばねが利いたいい投手だ。会社が休みの日だったのでテレビで観戦していて驚いた。

 で、もう一つ驚いた記録が生まれた。冷静に考えれば当然なプレーなのだが、審判も正確に判定したので拍手ものである。
 場面再現(○は会社だったので見ていないけど):済々黌の攻撃、7回1死一、三塁。遊ショートライナーが好捕された後、一塁に転送され、ダブルプレーとなったが、三塁走者はリタッチせずに一気に本塁へ。一塁走者(3アウト)よりも早くホームを踏み、1点が入った。この場合、守備側のアピール(3塁への送球または3塁走者へのタッチ)があれば得点にはならなかった。(野球規則7.10「アピールアウト」の項に明記してある)
 アピールは、監督以外もできるが、ボールインプレー中にアピールしないと無効になる。つまり、次のプレーが始まってしまうと、アピール権は消滅する。タイム中はダメなのだ。
 今回の例は特殊であり、1アウトで、ランナーが全てタッチアップせずに進塁しているので、フライを捕ってツーアウト、1塁のランナーを殺してスリーアウトチェンジとなるが、3アウト目を3塁で取らないと得点が認められる。

 なんと、リタッチせずに本塁に突入した選手はこのルールを「ドカベン」で知ったと言っている。ここにも学力優秀な済々黌ナインがいた!あ、いつもお土産をもらうガンちゃんは済々黌OBでーす。
 今日(8月18日)、済々黌を応援しましたが負けてしまいました。大阪桐蔭の選手は1番でも9番でもホームランが打てる選手が揃っています。びっくりしました。済々黌は線が細い割りには頑張りました。

では、「ドカベン」の場面を振り返ってみましょう。
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夏の神奈川大会3回戦で「ドカベン」山田太郎(2年)の明訓が、好投手不知火擁する白新と対戦。0-0の延長10回表、1死満塁。明訓の5番微笑は初球スクイズも小フライとなって不知火にダイビングキャッチされ2死。この間に三塁走者岩鬼が本塁に滑り込み、一塁走者山田も飛び出した。不知火は一塁へ投げ一塁手が触球、山田がアウトとなり併殺で白新ナインはベンチに引き揚げると、明訓に1点が入り試合は明訓が1-0で勝利した。白新側は第3アウト成立後、岩鬼の離塁が早かったとアピールして三塁でアウトにすることで、第3アウトを置き換え得点を無効にすることができたが、これを行わなかった。
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 水島先生、いいことを漫画にしましたね。

 さらに、拍手ものはこの試合の球審。得点が入った経緯を場内放送で説明した。それは相手チームを納得させるためというよりも、超満員に膨れあがったファンへの素晴らしいレクチャアになった。球審は「一塁に転送されてのアウトよりもホームインが早かった。鳴門からのアピールがなかったため、得点を認めた」と説明した。
 これは野球通でもうっかりすると忘れていたルールかもしれなかったね。


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 同様なケースを○はガキの頃にしっかりと植えつけられたので今でも覚えている。
 それは「インフィールド・フライ」である。この言葉も、正確には「インフィールドフライ・イフ・フェア」であるが、一般的には「インフィールド・フライ」と省略するからいけないのかも。

 「インフィールドフライ・イフ・フェア」が宣告されると、バッターはその時点でアウトになる(捕球されてもされなくても)が、ランナーは
 ケース1.捕球されなかった場合はリタッチしなくてもよい
 ケース2.捕球された場合はリタッチの義務が生じる
 ここで、問題となるのは捕球しようとして落としてしまった場合でもボールはインプレーでそのままプレーを続けられると言うこと。つまり、離類したまま進塁が出来るのである。ここを間違うプレーヤーが多いので面白いんだが。

 また、ファウルが優先されるので、審判は「インフィールドフライ・イフ・フェア」と宣告するのが正式なのだ。

 あぁ、野球ルールって面白いなぁ。


★★★

内容(「BOOK」データベースより)
天才ピッチャーでスターの麻由とくらべたら、わたしは等級の劣る地味な星。
でもそんなわたしの方が、素質が上だなんて…。
日本プロ野球のチームに、女性選手が入団。
東京レオパーズ所属の楠田栞は、左腕でアンダースローの中継ぎ投手。
客寄せパンダと陰で囁かれつつも、同僚で親友の早蕨麻由と励まし合いながら、プレイに、恋に、奮闘中。
プロ野球は、才能と運、その両方を掴んだ者だけが成功できる過酷な世界。
時にはくじけそうになりながらも、女であることも「幸運」のひとつなのだと、栞は自らに言い聞かせている。
そんなある日、栞は臨時投手コーチの雲野と出会う。
雲野は言う。
おまえの恵まれた体と素質を活かせ、一流になれ、と。
そして、とある目標のための特別指導が始まった…。

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この記事へのコメント

momomo
2012年08月19日 00:30
○さん、こんばんは。

へえー、野球のルールってむずかしいもんなんですねえ。
審判は知っていて当然でしょうけど、
監督も選手も現場で迷ってしまう人、多いでしょうね。
女性の野球選手権は初めて知りました。
2012年08月19日 16:32
>momomoさん
 選手の中には知らない人も多いでしょうから、教えるのも監督の責任かと思います。審判は知っていないとダメです。
 女子は予選を一位で通過しました。ほとんど報道もされないのでカワイソウです。
 
レン
2012年08月21日 01:08
「野球今日の詩」懐かしいです。
水原勇気が、ぼこぼこに打たれてもめげずに必死で投げているのを見たおっちゃんたちが、最初は野次っていたのに、「名前通り勇気がある女の子や」って誉め出したシーンが印象に残っています。
○さん、色々お詳しいのですね。
今朝オトさんと、めいくんってドカベンと誰がいたっけって話をしていました。偶然ですね。
小さな巨人の里中、ずらずらの殿馬、悪球打ちの岩鬼までしか思い出せなかったのですが、微笑くんって、そう言えばいましたね(笑)

今日、神奈川のあの奪三振ピッチャーの高校、負けちゃいました。
残念、もっと見たかったです。
2012年08月21日 23:56
>レンさん
 よく覚えてますね。
 ドカベンと重なっちゃうんですよね。

 桐光の松井くん、いいピッチャーですね。
 まだ2年生、来年も活躍しそうです。