幻聖(5) 仙丈

 まだ夜が明け切らないうちにテン場を発つ。すぐに汗が吹き出す。北沢峠から来る人と二合目で合流する。こんなに早く着くバスはないので宿に泊まった人だろう。
 2時間半で小仙丈ケ岳。風が強くいきなり寒い。甲斐駒は雲の中。

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 仙丈カールもガスに隠れていたが、少しづつガスは晴れつつある。

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 仙丈小屋への分岐点。

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 振り返れば甲斐駒を覆っていた雲が晴れた。仙丈カール側だけ雲が湧き出している。清々しい雲上の散歩道。

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 まだ7時45分なのに、山頂は大勢の登山者で賑わっているようだ。

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 7時50分に山頂着。ラクラク登山だった。ちょうど日本100名山の最後の山として仙丈ヶ岳を登ってきた人が、ここにいた人に祝福されてバンザイ。奥様が陰で安堵の表情を浮かべている。そのこだわりは◯には理解できない。

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 かろうじて姿を見せた北岳越しの富士山。ちらっと見えるがスグにガスにまかれる。 さ、下山しよう

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 馬の背から振り返る。仙丈小屋が絶好の位置に建っている。前回はここで雷雨に遭い怖い思いをした場所だ。クロユリは一輪も咲いていなかった。

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 馬の背ヒュッテにはこれから登る小学生がたむろしている。行動食を平らげる。
 薮沢小屋はもう何年も営業していない。早く片付ければいいものを倒壊しないように木からワイヤーを引いて支えている。で、なにか書いてある。
 「またいでください」
 なんだって?
 「ぼく、またげない」 (小学生)・・・そうだね
 「あたし、またる」 (中学生)バキッ!!☆/(x_x)

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 5合目に戻り、往路を戻る。

 11時に北沢峠に戻る。バスが12時かと思ったら13時だったので、テントをひっくり返して乾かす。

 帰りのバスでも運転手が大サービス。
 「後方の方は滝が見えます。滝が見えなかった人は
  また来て、最後部に乗ってください」
 「花の名前はいちいち覚えなくていいですよ。
  忘れたらまた来てくださいね」
 (対向車とすれ違うとき)「こっちにはお客さんが
  いっぱい乗ってるだ。端っこには寄れねぇよ」
 「猿がたくさんいますね。お客さん方は喜ぶだが
  里じゃ大変だぁよ。奴らは団体で来るからね」
 「シモツケソウとシモツケの違いは解りましたか?
  大丈夫かなぁ、今日のお客さん。あ~、とか
  ふ~ん、とかの声ばっかりだして」
 「ニホンカモシカがじっとこちらを見てますよ。ホラ」

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 「アサギマダラはヨツバヒヨドリが好きなんですよね」
 「写真をいい位置で取りたい人は、バスの位置を微調整
  しますからね。もちっと前とか後ろとか言ってください。」

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 ◯:「もちっと上に上げてください」バキッ!!☆/(x_x)

  「今日は花の名前をたくさん紹介しましたが、どうしても自分で
  確認したい人は仙流荘の売店で1050円で花の本を売ってい
  ますのでお買い求めください。」 (笑)



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5.0 km 32分00秒 走りました 9.4 km/h (06'24 /km)
体重:57.3kg (+0.5kg)
体脂肪率:11.5%


この記事へのコメント

レン
2011年08月14日 18:49
わあ、すごい!
日本カモシカが見られたのですか。
ライチョウと雛といい、良いですね~。
ちょうちょも奇麗。
雲上の散歩も素敵。
運転手さんも面白~い。

予定通りにはならなかったご様子でしたが、
素敵な登山でいらっしゃいましたね。
2011年08月15日 05:49
>レンさん
 予定は狂ってしまいましたが、まぁまぁ楽しかったです。
ほり
2011年08月15日 22:07
今日は仙丈ヶ岳かー。最後の100名山。
そこを征服したご夫婦らしき人。感動している様子、ほりはわかるような気がします。
すごくとがった頂上、斧の刃見たいだねー。
帰りのバス、名物運転手は高山植物の写真をとらせてくれるのか。いいなー。
カモシカ、でっかいんだよねー。
どうもお疲れ様でした。ほりが田舎に行っている間、山にいたんだね。よかったねー。
2011年08月15日 23:18
>ほりさん
 100名山、達成した人はほっとしているのではないでしょうか?
 いや、喜びのほうが大きいのかな?
 仙丈ヶ岳の山頂はたいして尖っていません。
 バスの運転手は、この運転手に限らずサービス満点です。
 おちおち居眠りもできません。
Yume
2011年08月16日 11:07
らくらく登山ですかー。○さん、さすがです。
下りに使った、北沢峠から小仙丈ルートは、登りに使ったら結構きついかな~と思っていました。初めての南アルプスでしたが、山が深く緑が濃い!今回の登山では親子で100名山を目指して登り始めた人と会いました。親子やご夫婦でひとつの目標を追いかけるというのもなかなか良いものですね。感動の後は200名山目指すのかな~。
2011年08月16日 20:04
>Yumeさん
 小仙丈ケ岳経由での登りはいいですよぉ、
 花は沢山咲いているし、振り向けは甲斐駒ケ岳だし、時間稼ぎになります。
 仙丈小屋ルートのほうが急登だと思います。
 200名山の次は300名山もありますね。
たまねこ
2011年08月20日 20:04
バスの運転手さん、本当にサービス満点ですよね。
私が乗っている時は、アサギマダラスポットに止まった後走りだそうとしたら、
「ストップー!!!」って大声で叫んでバスを止めた人もいました(笑)
まだ写真を撮ってない、だそうです。
仙丈の稜線歩きは気持ち良さそうですね♪
2011年08月20日 23:27
>たまねこさん
 ◯は、こちらのアプローチ(仙流荘)は初めてでした。
 サービス精神では数段、こちらが上かも。
 アサギマダラ、行きも帰りもたくさん飛んでいました。
 木の名前は覚えれませんでした。(T_T)