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zoom RSS 春山の恐怖(4)

<<   作成日時 : 2012/05/12 18:02   >>

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 時刻は8時、涸沢カール(標高2,310m付近)に到着。
 横尾から2時間半で登ってきた計算になる。
 ○ :「教祖様、ビールとおでん買ってきます」
 教祖:「待て、その前にしかとやることがあると言ったろう」
 ○ :「は、はい」
 教祖:「とりあえず、涸沢小屋に行ってみるか」
 ○ :「は、はい」
 ということで、涸沢小屋に向かう。

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 教祖:「よし、天気は上々だし、前回のリベンジとしてこれから北穂に登っど」
 ○ :「へ? 今、なんちいうたと?」
 教祖:「あと3時間頑張れば槍ヶ岳の絶景が見ゆっど」
 ○ :「え? ゴキブリじゃないけどホイホイ」
 ということで、北穂高岳(標高3,106m)まで、また700mも登ることになった。

 涸沢小屋の手前からテント場を見る。夏や秋はこの数倍のテントが咲く。

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 涸沢小屋でもビール+おでんタイムはなく、アイゼンを着けさせられる。
 上のほうでは滑落訓練やアイスハーケンの練習をしている。
 いよいよ涸沢小屋から北穂高岳に向けて登りはじめる。

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 20分も登れば勾配が急になる。あれ?夏道とは違うんだ。夏道は左の岩場に沿って登っていく。もしかして沢を直登する? らしい・・・。ゾッ。

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 高度がぐんぐん上がっていくと、涸沢カールを下にして、前穂と奥穂が見えそうになってくる。が、どうやらガスがかかってきたようで山頂は見えない。奥穂を目指している人もたくさんいそうだ。

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 涸沢小屋を出てから2時間が経過。勾配は段々と急になり、休む場所もない。最後は四つん這いになってよじ登る感じ。さすがの教祖様も手をつきながら登っている。
 まだ登りは果てしなく続いている。もういやだ、こんな登り!と心の中で叫んでいる。苦しい!

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 登り始めて2時間半以上経過、息も絶え絶えに稜線に出る。それまでは無風で蒸し暑かったが、稜線に出るといきなり滝谷からの強風が正面から吹き付け、体ごと吹き飛ばされそうになる。耐風の実践だ。体ごと持っていかれそうになる。もう、怖くなって登るのを止めようかと思ったが、教祖様の姿は全く見えず、どんどん先に登って行ってしまったらしい。

 泣きそうになりながら歯を食いしばって登り続けると、いつしか横殴りのみぞれが頬に叩きつけている。痛いが目出し帽を出している余裕はない。我慢しながら進むと、いきなり平坦な場所に出たと思ったら、そこが北穂高岳山頂(標高3,106m)だった。

 がっ

 今回のご褒美:なしヨ バキッ!!☆/(x_x)

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 がーん、槍ヶ岳の展望を期待して3時間もつらい思いをして登ってきたのに、なんという天のいたずらだ。何も見えない。
 こんな山容(2001年9月撮影)がすっぽりと雪に覆われた姿を期待して頑張って来たのに・・・。

 「天は我を見放したぁ」

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 一気に力が抜けていくのであった。
 「がくっ」・・・岳っ これでもどうぞ。バキッ!!☆/(x_x)

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           (つづく) 次回はいよいよ最終回。本当の恐怖が○を襲う!


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
えーっ!ビール&おでんで乾杯できるかと思っていたのに、いきなりの北穂高。
さすが○さん、それにしてもすごい急勾配ですね…ミゾレが降ってきたら心が折れそうになるー。マスク持っていても、なかなかつける余裕がないんですよね…怖いわ

Yume
2012/05/13 11:12
ひょえ〜!北穂まで行かれたんですね。すごい!
最近雑誌で残雪期の奥穂や北穂を見たんだけど、北穂の上部はかなり急ですよね。
下りが特に怖そう〜。
でもいいな♪残雪期の目標は、涸沢より上へ行くことなんです。
奥穂や北穂、行きたいなー。って夏もまだ行ったことないんだった(笑)
たまねこ
2012/05/13 17:05
>Yumeさん
 ねぇ、○もこういう展開は予想していませんでした。
 涸沢ヒュッテのベンチでおでんをつまみにビールを飲むものとばかり思っていました。
 北穂は想像以上の急勾配です。一息つくところがありません。
 インナーダウンと持っていたんですが、着る暇がありませんでした。
 白馬岳の三国境で無念となった人たちの心境が解ります。

2012/05/13 22:55
>たまねこさん
 本人もびっくりデスよ。まさかの北穂ですからね。
 余裕のビールがどっかに行っちゃいました。
 北穂の急登は想像以上です。まずは夏道を制覇することをお薦めします。
 日程に余裕があれば、奥穂のほうが確実でしょう。
 来年行く?

2012/05/13 22:57
○さん、こんばんは。

北穂まで上がったのですねー。
お疲れさまでした。
帰りはもちろん走って下りたんですよね。
momomo
2012/05/14 02:48
>momomoさん
 そうなんです、予想外の北穂登りしたんです。
 絶景は見ることができなくて、テンション下がりまくり。
 帰りは、、、、走るより速く! です。(^^ゞ

2012/05/14 22:07

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